2020年度通常枠 山口県応募団体の公開

■応募団体の公開(山口県)

中国5県休眠預金等活用事業2020の公募にあたり、山口県では以下の5団体の皆様からの申請を受け付けました。(テーマ毎に受付順に掲載/2021年2月26日公開)

子ども・若者支援

NPO法人まなびデザインラボ(山口県周南市)

学びをつなぐプロジェクト

1.解決する課題
不登校を経験した生徒は、発達障害グレーゾーンの特性を持つ割合が多い。そのため、人間関係の維持が難しく、高校卒業後も収入が安定した仕事に就きづらい。そのため、親からの経済的自立ができない。
2.目指すべき姿
不登校生徒たちが、独自の感性を生かし、体験から作品を作り出すクリエイターとなること。高校卒業後は、クリエイターとしての作品やスキルを使って、フリーランス・副業ができるようになること。
3.実施する活動:
フリースクールの生徒を対象に、以下の活動を行う。
・多様な体験活動
アウトドア、アート、プログラミング等を行い、生徒の得意分野を見つけると同時に感性を磨く
・フリーランス養成講座
実際にフリーランスで活動している講師が、生徒にビジネスの基礎知識を伝える。

 

NPO法人青い鳥動物愛護会(山口県防府市)

ひきこもりの人や心に問題を抱える人が楽しみながら社会復帰するための支援事業

実施する活動
1.当法人の運営するシェルターに併設した場所に犬猫のいるカフェをつくり、気軽に外出してらう目的地にする
2.アニマルセラピー効果によってカフェに滞在するだけで、くつろぎ、家以外の居場所をもてる場にする
3.カフェに来てくれた方の中から希望者にボランティア登録をしてもらい、犬猫の世話を体験してもらう
4.殺処分寸前だった犬猫の世話や愛する体験を通じて、体力や意欲、自己肯定感の向上を目指す
5.関心のある方へは犬猫に関する資格取得などの情報提供を行う
6.働くことに前向きになってきた方をひきこもり支援NPOやサポステの就労支援プログラムにつなぐ

 

NPO法人はぐ(山口県岩国市)

早期療育につなげるための発達検査

私どもの法人が運営する事業所では、児童発達支援、放課後等児童デイサービス、相談支援事業所を多機能型で運営している。子どもの様子をアセスメントする際に、知能検査や発達検査の結果は必要な情報となる。しかしながら、当事業所がある岩国市では、子どもの検査を行なう公的機関は岩国市療育センターと岩国医療センターのみで、常勤の心理職はおらず、検査予約は少なくとも半年後、結果はその1カ月後と、必要とする時に検査を受けられない実態がある。また、就学選択の際にも、検査は必須であるものの、検査までにかなりの時間を要することで、希望した就学先につながることができないケースも少なくない。検査先に選択肢がなく、さらには必要な時に受けることができない現状は、子ども達の早期療育につながりにくいように思われる。
そこで、当事業所では、保護者や周辺の人が検査を必要とした時に、心理職による迅速な検査が実施できる支援を行ないたいと考えて活動している。そのための施設面を整えるために、この度の補助金を申請するに至った。当事業所には、部屋が3つあり、そのうち2つで児童発達支援や放課後等デイサービスの支援を行なっている。残る1つの部屋で、検査を行ないたいと考えているが、周囲の音が聞こえてしまい、集中しづらいという課題を抱えている。この度の補助金で防音工事を行ない、子ども達が集中して検査に取り組める環境を整えたいと考えてる。

 

㈱かねこキッズクラブ(山口県宇部市)

こどもソーシャルサポート事業

ひとりの子どもが生まれて成長し、次世代の親になるまでのあらゆる支援・機会がそろう包括的な支援拠点を立ち上げ、すべての子どもが健やかに成長できる地域の基盤をつくる。
1 周産期からのメンタルヘルス支援
・つどいの広場 ・産後ケアプログラム ・各種教室、講座
2 子どもの貧困対策(ウェルビーイング)
・こども食堂 ・こども宅食 ・学習支援 ・経験・体験、文化の提供
・「こどもオトナ総合支援サイト」 ・キャリア形成支援 ・レトルト食品製造販売
・トワイライトステイ ・オレンジサンタ&ラッキークリスマスキャンペーン
3 地域コミュニティの再構築
・カフェ、シェアオフィス ・まちなか農園 ・マルシェ ・スタジオ・「まちライブラリー」
・「スムージー・魚食プロジェクト」 ・「キッズまつり」

 

コミュニティ支援

NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ(山口県下関市)

〝角島流儀″(on&off line まちおこし)

私たちは人材不足を解決するために新たなキュレーションサイトを立ち上げ、そこに関係人口を増やすシステムを組み込むと同時に更なる集客に繋げる仕組みを交えることで仕事を増やし、地域を活性させていきたいと考えています。また、これまでは地域課題解決を目指すNPOメンバーの活動を支える拠点にすぎなかった渚の交番島戸を、外部の方が宿泊できるよう整備し、リモートと対面を交えた新たな情報共有の場にすることで来るべきソサエティ5.0においてもハブ機能を発揮できるプラットフォームにリニューアルさせたいと思っています。このようにして渚の交番島戸を新たに生じた多くの関係人口の活動を推進することが可能な施設として大きくデザイン変更させ、地域に携わる若者や住民の暮らし・仕事を支える持続可能なコミュニティづくりを実現したいと思っています。

 

選定に向けて

中国5県休眠預金等活用コンソーシアムでは、応募いただいた団体へのヒアリングを実施し、申請書類およびヒアリング内容をとりまとめ、外部有識者からなる審査委員会へ提出いたします。
審査委員会では申請書類の確認が中心となる事前審査と審査会の2段階で申請案件の審査を行い、各案件の審査結果を中国5県休眠預金等活用コンソーシアム運営委員会に報告いたします。
審査委員会からの報告を踏まえ、運営委員会が内定団体を決定いたします。(2021年3月下旬頃決定予定)