■応募団体の公開(岡山県)
中国5県コロナ対応緊急支援助成(第2期)の公募にあたり、岡山県では以下の5団体からの申請を受け付けました。(受付順に掲載/2021年4月23日公開)
①NPO法人オリーブの家(岡山県津山市)
DV被害者困窮ひとり親家庭シェルター増設~親子で長期滞在可能な保護シェルター
緊急事情で何も持たずに逃げてこられる利用者が、その日から安全に生活が出来る保護シェルターとして、オリーブの家の事務所から近い周りも静かな一軒家(2LDK二階建て駐車場2台)を購入し、親子2組が入れるシェルターとしての住居設備とコロナ対策を整え受入を始める。入所から退所そしてアフターフォローまで、理事と入所者が入るLINEグループで、きめこまかな相談対応をするなど、丁寧なサポートと継続的な支援活動にあたる。
また物件購入により資金的な持続可能性を高め、スタッフとボランティアを中心に人的基盤強化を図る。特に、人的基盤(ボランティアスタッフ)については、安定運営できるよう、メンバー拡大と定期的な勉強会を開催する。
②NPO法人オカヤマビューティサミット(岡山県岡山市)
未来へ繋がる居場所つくり「結」~なんでも相談できる顔の見える関係性を作ることで当事者の将来が未来へ結ばれる居場所つくり
DVや虐待、生活困窮等からの一時避難から就労支援までを総合的にサポートできる「居場所」となる拠点整備をし、①~③に取り組む。今回の申請では緊急性の高い①②について重点的に取り組む。①②を経た対象者を、団体の別事業で実施している③に接続し、当事者の社会的自立を促す。
① 一時避難所の運営
24時間体制とし、いつでも避難できる環境を整える。
② 居場所・相談
親子カフェ等を通じて気軽に足しげく通える居場所とし、支援を必要とする潜在層へのアプローチを図る。仕事・育児・生活の相談所として開設する。
③就労支援
就労相談を開催し、経済的自立を目指し企業へ繋げる。必要な方には美容技術取得支援を行う。
③NPO法人入居困難者路上生活者支援あかり(岡山県岡山市)
生活のかけこみ寺~コミュニティ広場、一時避難所、シェルター
①新型コロナ対策に配慮した避難シェルターを2部屋。
②新型コロナの影響で、生活に困窮された方、困られてる方が誰でもm気軽に利用できる多目的コミュニティ広場を開設。
③週2回生活困窮者への食事の提供。
④週3回の食品の無料配布。
⑤自立に向けての相談・指導。
⑥建物オーナーに対しての説明会。
⑦関連行政及び、他NPOとの連携。
④一般社団法人子どもソーシャルワークセンターつばさ(岡山県倉敷市)
一時シェルター事業~10代の若者のための居場所確保事業
シェルター開設のために、以下の3点を実施する。
1.中高生へのニーズ調査(ヒアリング)
利用者(10代の子ども達)のニーズに沿った機能をもつシェルター開設を目的とし、10代の子ども達が必要としている支援や居場所についてヒアリングを実施する
2.ボランティアスタッフの確保
シェルターの夜間宿泊スタッフなど、利用者とコミュニケーションをとり、ニーズ把握や相談にのるためのボランティアスタッフを募集する。ボランティア確保に向けた募集説明会の実施及び育成のための研修会を実施する
3.寄付者募集
チャリティーショップ運営の為の寄付物品を募集する。リーフレットを作成し、物品寄付者募集の為の広報活動を行う
⑤社会福祉法人クムレ(岡山県倉敷市)
地域住民との協働による困窮者支援事業~緊急・一時避難的な住居および居場所の確保
緊急避難ができる地域の居場所整備事業
①生活困窮や家庭的な課題がある等の避難が必要な世帯の一時住居。
②親のリフレッシュや親子のレスパイト支援。
③地域住民と協働でこども食堂、放課後等の居場所・学習支援、引きこもりや独居等の孤立防止のための拠点づくり。
④地域住民や支援機関等と協力しながら自然体験等を通じた体験型の学習支援事業。
⑤生活困窮者等に物資提供を行うパントリー事業。
⑥SNSやICT等を活用した地域の相談事業。
選定に向けて
中国5県休眠預金等活用コンソーシアムでは、応募いただいた団体へのヒアリングを実施し、申請書類およびヒアリング内容をとりまとめ、外部有識者からなる審査委員会へ提出いたします。
審査委員会では申請書類の確認が中心となる事前審査と審査会の2段階で申請案件の審査を行い、各案件の審査結果を中国5県休眠預金等活用コンソーシアム運営委員会に報告いたします。
審査委員会からの報告を踏まえ、運営委員会が内定団体を決定いたします。(2021年5月下旬頃決定予定)